※2020年5月5日追記あり
新型コロナウイルスの影響で、親が減収したり、子ども自身もアルバイトの仕事がなくなるなどの事態が起きています。
日本学生支援機構（Jasso）の奨学金は、生計維持者が死亡、就労困難、失職、あるいは自然災害等で被災して家計が急変した場合、緊急支援が受けられるようになっています。今回、新型コロナウイルス感染症の影響で家計が急変している場合、生計維持者が自然災害に被災した場合に類する事態として支援の対象になります。
被災した場合の必要書類となる罹災証明書に変わり、今回求められる書類は、
●新型コロナウイルス感染症に係る影響による収入減少があった者等を支援対象として、国及び地方公共団体が実施する公的支援の受給証明書
●これに類するものと認められる公的証明書（後日公表）
となります。支援が受けられるかどうかは、通常は前年の住民税の情報に基づき決まりますが、今回、家計が急変し、収入状況が住民税の情報に反映される前に緊急支援が必要な場合、急変後の所得見込みで判定されます。
給付型奨学金の場合、急変した家計が「進学資金シミュレーター」による家計基準に該当することが必要です。学力基準ももちろんあります。
申し込みは直接在学している学校で学生本人が行います。
新型コロナの影響で家計急変した場合の給付型奨学金の詳細はこちらをご覧ください。
給付型奨学金の家計基準はかなり厳しめですが、貸与型奨学金の「緊急採用（第1種・利息なし）」「応急採用（第2種・利息あり）」もあります。それぞれ所定の学力基準と家計基準を満たす必要があります。在学する学校を通じて本人が申し込みます。
以下はJassoの奨学金相談窓口「奨学金相談センター」です。新型コロナウイルスの影響による家計急変による奨学金相談についても、こちらで受けつけています。
電話：0570‐666‐301（ナビダイヤル）
海外からの電話、一部携帯電話、一部ＩＰ電話からは03‐6743‐6100
月曜～金曜：9時00分～20時00分（土日祝日・年末年始を除く）
以下は、3月26日に文部科学省から国公立大学等に発出された事務連絡です。
「新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した学生等への支援等について（周知）」
必要な方に情報が届きますように。
※リンク等修正しました（4月6日）。
2020年5月5日追記：5月1日、日本学生支援機構はHPで、給付型奨学金のQ＆A、および申請に必要な書類を公表。
「新たな給付奨学金制度に係る家計急変に関するＱ＆Ａ【令和 2 年 5 月 1 日版】 」
「新型コロナウイルス感染症による家計急変「事由発生に関する証明書類」に関するＱ＆Ａ【令和 2 年 5 月 1 日版】」
小学校休業等対応支援金（委託を受ける個人向け） 、 緊急小口資金、総合支援資金（生活費）なども証明書類になる。
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